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 新型コロナウィルスに関する取り組み

 皆様ご承知のとおり、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっています。
 当事業所におきましても、職員には毎朝の検温結果と体調の報告を義務付け、体調不良の者は出勤停止とし、また業務にあたっては適切な手洗いの実施やマスクの着用などの基本的な感染予防対策を徹底し、感染予防に努めております。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の特徴として、感染者の4割程度は無症状であり、無症状の感染者であっても他者への感染力を持つことが知られています。有症状者のみ勤務停止とする当事業所のチェック体制では、仮に無症状感染者が職員の中にいたとしても通常通り勤務できてしまうことになります。
 また、介護業務の性質上、職員とご利用者様が密接な距離で接することが避けられません。手洗いの励行やマスク着用などの感染予防対策を徹底したとしてもほころびはありえます。
 当事業所のご利用者様の多くは、高齢者・重度心身障害者(児)など新型コロナウイルスに万一感染した場合の重症化リスクが高い方々です。ご利用者様を職員経由で新型コロナウイルスに感染させてしまうことを防がなければなりません。
 ワクチン接種の準備も日本国内において始まっておりますが、接種を希望する国民に広く行き渡るまでには相当の期間を要します。それまでの間に新型コロナウイルスに感染して健康を害し命を失う方をだしてはならず、ワクチンが行き渡らない現時点においても実施可能な対策は打たなければなりません。
 上記の理由から、職員からご利用者様への感染を未然に防ぐために、当事業所では、希望する職員に対しおおむね二週間に一度のペースで定期的にPCR検査を実施することにいたしました。実施の詳細は下記となります。

検査日:初回は令和3年2月18日(木)、以後2週間に1度のペースで実施予定。(現時点で3月4日(木)、3月18日(木)、4月1日(木)までは決定)
検査対象:当事業所職員のうち希望者
検査方法:唾液採取キットで唾液を採取し、検査機関に送付
検体採取日:検査日の1〰3日前(検査機関の所在地により検体送付の所要時間が異なるため、若干の幅があります)
検査結果通知:検査日の当日ないしは翌日に、検査機関から当事業所へ通知
◎陽性者が出た場合の対応
・当該職員→検査結果が判明した時点で即時勤務停止とします。以後は保健所に通知し、保健所の指示に従います。
・当該職員が担当するご利用者様→当該職員の検体採取日から10日前以降に当該職員が担当したご利用者様に当該職員の検査結果が陽性だったことをお伝えします。各ご利用者様の検査や行動制限の必要性の有無については、当該職員と各ご利用者様の接触の態様を保健所に報告した上で保健所の指示を仰ぎます。ただし、仮に保健所の判断として検査は不要と判断された場合でも、心配なので検査を受けたい方につきましては、当事業所の負担でPCR検査を受検して頂けます。
※検査の限界について
 PCR検査は、あくまでも検体採取日に採取した検体の中に新型コロナウイルスの遺伝子が存在するか調べる検査です。よって、以下のような限界があります。
・実際には検体採取日に感染していたにも関わらず、その時点では排出されるウイルスの量が微量で検出限界に達しておらず陰性と判定されてしまうことがある。
・検体採取日以降に感染したとしても結果には反映されない。
 ですので、陰性であれば絶対にその職員は感染しておらず安全だと断言はできませんので、引き続き基本的な感染予防対策をしっかり取り業務にあたります。
 しかしながら、検査を実施することにより無症状であってもある程度の感染力を持つ職員を特定して隔離することは可能ですので、ご利用者様への感染を未然に防ぐ効果は一定程度あるといえます。

 今回開始する定期的PCR検査実施を含め、引き続き感染予防対策を徹底し、安心してサービスを利用いただけるよう努めてまいりますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

2021年(令和3年)2月10日

JPS訪問介護ステーション
管理者 松林 宏

 

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